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ようこそ、固体磁気共鳴研究室(I研)へ

物質中の電子集団は、1023個/cm3に及ぶ超高密度の凝縮電子系であり、予想もつかない様々な現象が出現します。その典型例は、超伝導、量子液体、金属-絶縁体転移といったマクロな量子現象です。これらの物性を支配するミクロな基本法則を実験的に突き止めるために、私たちは原子核をプローブとして、電子の運動を原子スケールで観測する研究を行っています。核磁気共鳴(NMR)とよばれる技術を用いて、電子のわずかな対称性の破れを逃さずに検出し、量子スピン液体や軌道液体などの新しい現象を解明しています。また、超高圧技術と超高速パルスフーリエ変換技術を組み合わせた、難易度の高い遷移金属原子のNMRにおいては、世界でも最先端の技術を有しています。これらの研究は、将来的に新しい高温超伝導体の設計、従来の性能を凌駕する量子コンピュータやMRI(磁気共鳴画像装置)のコア技術へと進展する可能性があります。現在、最大9台のNMR装置を使って、20名のメンバーで研究を進めています。最先端の量子物性や実験装置開発に興味のある方は、是非一度研究室を訪ねてみてください。
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